半田市・常滑市・武豊町・阿久比町・美浜町・碧南市の皆さんこんにちは!
本日は、コーキング・シーリングについてお話ししようと思います。外壁塗装をする際にほとんどのお客様が耳にするコーキング・シーリングこの作業はお家を長持ちさせる為、外壁塗装の際は非常に大事な作業になるので是非最後まで読んでもらい、外壁塗装をお考えの方のお役に立てればと思います!
○コーキングとシーリングの違いは何?
お見積もり書を貰ったり、自分で外壁塗装を調べたりしていると、コーキング・シーリングと言うものを目にすると思います、表記が人によってバラバラな事がありますが、どちらとも一緒の意味になります。建設業界では同じ意味でも業者によって呼び方が違うということも結構あるので少しでも気になったら聞いてみるといいかもしれません。(以下コーキングと表記します。)
○コーキングの役割
コーキングの役割はおもに2つなります。
1・防水性
お家へ雨水などが入らない様にする為に目地や窓周りなどにコーキングを施工し防水機能をもたせます。
2・耐久性
地震・揺れ・衝撃を和らげるために施工します。
コーキング自体は乾くとゴムのように柔らかく伸びる為耐久性にすぐれています。
○コーキングを施工する建物・施工する場面
コーキングを施工する建物は主に外壁材がサイディング・ALCが多いです。
理由はこれらの外壁材はパネルを張り合わせて仕上げるので、パネル同士の間に隙間ができるため、その隙間(目地)をコーキングでうめます。
その他ひび割れの処置でコーキングを施工したり、お風呂場、窓周り、洗面周りにも使用される事が多いです。
○コーキングの劣化
コーキングも紫外線・揺れ・水などで劣化していくものです。コーキングの耐久年数は一般的な物で5年〜10年で紫外線の影響などで南面などは劣化が早いです。
コーキングの劣化現象を紹介します。
1・チョーキング
紫外線などの影響で表面を触ると粉がつきます。まだ劣化の初期段階ですが、これを放置するとひび割れなどにつながり、雨漏れしたりと無駄なコストが発生する事につながります。
外壁も同じで、この劣化症状がでたら塗り替えのサインになります。この様な症状を見落とさずに早めの処置をする事で、コストを抑えて建物を長く綺麗に保つことが出来ます。
2・ひび割れ
チョーキング現象が起こりその後も紫外線などを受ける事で劣化が進み、コーキングの弾力性が失われひび割れを起こします。ここまで劣化が進むと、揺れにも対応出来ずコーキングがちぎれたり、雨漏りの原因となります。早めの対処が必要となります。
3・破断
ひび割れの劣化が進むと、コーキングがちぎれてきてしまいます。ここまで行くとコーキングとしての役割は全く果たしておらず。かなりの可能性で雨が内部に入ってしまいます。かなり危険な状態ですので早めの対処が必要となります。
○コーキングの種類
1・変性シリコン
外壁塗装をする際にコーキングで使用するのは、殆ど変性シリコンが使用されます。
変性シリコンを施工した後でも塗装できる為、見栄えもよく仕上げる方ができます。使用する塗料によっては上から塗装をせずに、最後にコーキングで仕上げる場合もあります。ノンブリードの変性シリコンを使用しないと時間が経過するとコーキングの表面が黒ずんだり汚れが目立つことがあるので、外壁塗装の際は必ずノンブリードの変性シリコンを選びましょう。
2・シリコン
シリコンのコーキングは、水を弾く為、主に風呂場、洗面、流し台など水回りで使用することが多いです。
シリコーンは塗料を弾いてしまい、塗料が密着しないため外壁塗装では使用しません。
外壁塗装をする際に良くあるのが、他業種の業者がシリコーンを外壁に打って施工する事があります。
例えばドアを取り替えた際にその業者がドア周りにシリコーンを打ってしまう。 などなど
そうすると次外壁塗装する業者が、シリコーンを撤去する、または専用のプライマーを塗るなどして対処が必要です。
3・ポリウレタン系
こちらは価格は少しお安いですが、耐久性が弱いため、外壁塗装をする際に使用する事は殆どありません。変性シリコンの方が優れているのでそちらを使用した方が安心だとおもいます!
弊社もこちらは使用しません!
○コーキングの施工の流れ
目地の場合
1.既存のコーキングをカッターなどを使い取り除きます。
2・綺麗にラインが出るよう・汚してはいけないところに付かないように、マスキングテープを貼ります。
3・コーキングの密着を上げるために、専用のプライマーを塗布します。
4・コーキングを重鎮します。その際に空気などが入らない様に適切な量を重鎮します。
5・ヘラでならします。重鎮したコーキングをヘラでならし綺麗に仕上げます。慣れないとこの作業は結構難しいです。
6・マスキングテープを剥がし 完了です。
○打ち替え・増し打ち の違い
コーキングの施工方法に、打ち替え・増し打ちと言う物があります。
1・打ち替え
古いコーキングをカッターなどを使い撤去します。そして新しいコーキングを重鎮する事で耐久性が上がります。 外壁塗装をする時の目地コーキングは必ず打ち替えを選ぶ様にしましょう。
2・増し打ち
既存のコーキングを残してその上に新しいコーキングを打つ事を増し打ちと言います。単価は安くなりますが、厚みがつかない事や古いコーキングと密着が悪いなどあまりオススメしません。
ただ増し打ちの方がいい箇所もあります。
それは窓周り(サッシ周り)のコーキングです。
なぜ窓周りのコーキングは増し打ちが良いかと言うと、サッシ周りのコーキングを撤去しようとカッターを入れると奥にある防水紙などを誤って切ってしまい、雨漏れの原因を作ってしまう恐れがあります。なのでサッシ周りは単価の安い増し打ちをおすすめします。ここは業者によって考えが違うこともあるので、業者の説明をしっかり聞いてください!
○外壁塗装と一緒にコーキングも頼んだ方がいい!
外壁塗装をする際に「コーキングはまだひび割れなどないからいいや!」というのはNGです!
理由は外壁塗装をする際に足場を組み立てますがコーキングを見積もりから抜いたとしても足場の費用は変わりません!
そして何年後かにコーキングを施工したいなとなった時にまた足場代を払う事になり、無駄な費用がかかります。コーキングは5年以上経過してれば外壁塗装と一緒に行うことをオススメします!
○コーキング費用の相場
・打ち替え 1メートル辺り1200〜1500円
・増し打ち 1メートル辺り700〜900円
○まとめ
外壁塗装をする時、塗料などに目がいきがちですが、この様に非常に大切な役割を果たすコーキングにも注目して建物をしっかり維持しましょう!
コーキングも外壁塗装も早めの対処がコストを抑え住宅の維持ができるポイントとなります!
カコイ塗装ではコーキングにもこだわりを持っており、高耐久のコーキングを使用しています。
どんな些細なことでもかまいません!これってひび割れ?など気になることがあればお気軽にお問合せください!
勿論、外壁診断・屋根診断は無料です!